意外と知らない?クレジットカードの返金手続きを徹底解説!

スポンサーリンク

クレジットカードで商品を購入した後、何かしら理由で返金してもらうような事があると思います。

しかし、その際、クレジットカードを通してどのような返金処理をされるのかは理解されていない方も多いのではないでしょうか。

そんなクレジットカードの返金処理について詳しく解説していきます。

クレジットカードの返金はどのように行われる?

クレジットカードで支払いをした後、商品に不具合があったりお店の都合などで支払いがキャンセルされることがあります。

現金で支払いをして売買契約が取消となった場合には、支払った代金は現金で返金されます。

しかし、クレジットカードで支払いをした場合に売買取引が取り消された場合には、クレジットカード会社を通して代金が返金される仕組みになっています。

クレジットカードで購入して代金が支払われたとしても、現金で返金を受けることはできません。

返金の流れと返金の振り込み

クレジットカードで支払った分の返金が行われる流れですが、商品やサービスを購入したお店がカード会社に連絡をして取引をキャンセルの手続きを行ってもらいます。

支払いがキャンセルされたタイミングが購入手続きを行った直後や締日の前であれば、その月の請求額には含まれません。

もし、カード会社の締日を過ぎてしまった後にお店からクレジットカード会社に支払いのキャンセルが行われたら、カード会社は利用者に対して代金の請求を行うことがあります。

カード会社に代金の支払いを行った場合には、以後のクレジットカード請求分からキャンセルされた金額が差し引かれる形で返金が行われます。

クレジットカードを利用し、支払いを行った後に注文がキャンセルになった場合は、全てカード会社を通して返金が行われる事になります。

その為、利用したお店とお客の間で直接現金の受け渡しが行われることがありません。

現金での返金がされない理由

クレジットカードで支払いをした商品の関しての返金の際、現金での受け渡しがされない理由は、クレジットカードのショッピング枠は商品を購入する際の後払いに利用するためのサービスであり、現金化をすることが禁止されているからです。

もしお店から利用者に直接現金で返金が行われてしまうとショッピング枠を現金化することになってしまい、クレジットカード会社の規約に違反することになってしまいます。

このためクレジットカードで支払いをしてお店でキャンセルの手続きをしたとしても、後日クレジットカード会社からの請求金額を調整する形でカード利用者に対して返金が行われます。

もし返金額が翌月分の請求金額を超える金額であれば、銀行振込の形でクレジットカード会社を通して現金で返金が行われるケースもあります。

ちなみに銀行が発行する国際ブランドのデビットカードについても、注文がキャンセルになった場合にはカード会社や銀行を通して返金を受けることになります。

銀行のデビットカードの場合には、銀行の普通預金口座の残高にキャンセルされた分が反映される形で返金が行われます。

クレジットカードの返金が完了するのはいつ?

クレジットカードを利用して商品の購入を行い、返品やその他の理由で注文がキャンセルされた場合、支払いを受けたお店がクレジットカード会社にキャンセルの連絡をするタイミングによって返金が完了するまでの期間が変わってきます。

クレジットカードの返金時期

クレジットカードを利用してお買い物をすると、お店はカード会社に購入代金の請求を行います。

クレジットカード会社は毎月の締日にその月の利用金額の合計額を計算して、翌月以降にカード利用者に対して代金の請求を行います。

クレジットカード会社によっては利用者が代金を支払うのが翌々月というケースもあります。

もしもカード会社の締日よりも前にお店が注文のキャンセル手続きを行っていれば、その月の請求金額から差し引かれる形で返金が行われます。

その為、クレジットカード会社の締日を過ぎてからお店が注文キャンセルの手続きをした場合、返金が完了するまでに1ヶ月から2ヵ月ほど遅れることになります。

翌月分以降のクレジットカード会社の請求を調整する形で返金が行われる場合、利用者がお店で支払いをした月ではなくて、お店がカード会社に注文の取り消し手続きを行った月の請求が行われる際に返金が完了します。

しかし、返金処理や返金額の支払いに関して、加盟店が処理を行ってくれるのは、返品した商品を実際に返却してからになります。

締め日をまたいでしまう場合
・3月1日商品を購入

・4月5日返品申請を行う

・4月27日に商品購入分の支払いが行われる

・4月30日に支払い額が締めれれる

・5月27日の支払い分にて返金処理がされる

期間を空けずに返金の申請を行った場合

商品を購入してすぐに商品の不良に気が付いた等の理由で商品を翌日に返品するなど、時間をおかずに購入した加盟店に返金処理の手続きを申請した場合、通常はすぐに返金処理をしてもらえるのが一般的です。

このようなケースの場合、購入商品についてのカード請求の場合は締め日に間に合います。この場合は、商品の代金の引き落とし時点で、決算の総額からマイナスされる方法で処理が行われます。

即日返金される場合の例(3月1日に購入した場合)
・3月1日に商品を購入

・3月2日に返品申請を行う

・3月31日に支払い額がクレジットカード側によって締められる

・4月27日の支払分は相殺されることになる
このように即日返金がされる場合、それが月末締めであれば締められてから翌月の支払いの際に、相殺される形で処理されることになります。
ポイント
・利用代金の返金は完了までに1ヶ月~2ヵ月かかる場合がある
・返金処理行ってくれるのは商品を返却してから

返金金額が利用金額を上回る場合

注文のキャンセルなどで返金される金額が、翌月分以降のクレジットカードの利用代金を上回る場合には、カード会社が利用者の銀行口座に差額分の振込手続きを行わなければなりません。

現金振込に要する期間はクレジットカード会社によって違いがありますが、返金が完了するまでに更に1ヶ月かそれ以上の期間を要します。

返金される金額が少額であれば、大抵の場合は翌月または翌々月の請求分で調整が行われる形で完了しますが、返金される金額が大きければ、完了までに2~3ヶ月かそれ以後になることもあるので注意が必要です。

いずれにしてもクレジットカードを利用し、支払いを行って、その後注文キャンセルをする場合、現金のようにすぐに返金が受けられる訳ではないことは留意するようにしましょう。

返金を受ける場合の確認方法

お店から返金を受ける場合には、クレジットカードの明細で確認をすることができます。締日よりも前に注文がキャンセルされた場合には、その月の分の請求分から削除される事になります。

お店がカード会社にキャンセルの手続きを行う日が締日よりも後であれば、翌月以降の明細に記されます。

いずれの場合も、きちんと注文キャンセルの手続きが行われたかどうかを確認するようにしましょう。

クレジットカードの利用管理を楽にするアプリ9選
クレジットカードは買い物以外にも色んな場面で便利に使えますが、その反面、使いすぎてしまう事もあると思います。 クレジットカードの支払い...

返金された場合、クレジットカードのポイントはどうなる?

クレジットカードでショッピングを利用すると、購入金額に応じて一定の割合のポイントが付与されます。

しかし、注文のキャンセルなどで購入代金の返金を受けるような場合には、その分のポイントは付与されない事になります。

クレジットカード会社の多くは、毎月の利用代金の支払い時にポイントが加算されるシステムを採用しています。

しかし、それでも一部のクレジットカード会社は、商品を購入したタイミングですぐにポイントに反映されるケースもあります。ポイントはクレジットカード会社が独自で行うサービスなので、会社ごとにポイントが付くタイミングが違います。

ポイント加算においてのカード会社の対応

クレジットカードの利用代金を支払う段階でポイントが付与される場合、もし締日よりも前に注文がキャンセルになれば代金が請求されない為、その分のポイントは最初から加算されません。

締日以降に注文がキャンセルになった場合は、キャンセルされた分の返金相当額が翌月分の請求額から減額されるので、翌月分の支払い金額が減ることで付与されるポイントも自動的に調整されます。

購入直後にポイントが付与されるクレジットカードを利用していたり、一旦クレジットカード会社に支払った後にキャンセルされた分の返金を受けるような場合は、ポイントが付与されてしまう場合があります。

このようなケースでは、付与された後にポイント口座から差し引かれる形で調整が行われます。

いずれのケースでも注文がキャンセルされて返金が行われた分については最初からポイントが付与されないか、翌月以降にショッピングの利用で付与されるポイントから差し引かれることになります。

ポイント加算後利用してしまっていた場合

もし付与されたポイントを特典と交換してしまった後に注文がキャンセルされて購入代金の返金を受けた場合、以後のショッピング利用で加算されるであろうポイントから差し引かれて調整が行われることもあります。

ほとんどのクレジットカードは、商品の購入直後にはポイントが付与されません。

翌月または翌々月に利用代金の支払いをする際にポイントが付与されることが多く、注文がキャンセルされた分については最初からポイント口座に反映されない場合がほとんどです。

その為、返金された分のポイントが加算された後に差し引かれたり、消費してしまった後に以後のポイントから差し引かれるといったケースは稀です。

注文をキャンセルした後にもポイントが付与されて特典品と交換が可能な状態になったとしても、返金予定の購入代金に対して付与されたポイントを使わないように注意するようにしましょう。

まとめ

クレジットカードで購入した後、返金処理をする際の要点をまとめます。

ポイント
・クレジットカードで支払いをした商品を返品する際、返金はクレジットカードにされる・加盟店は商品の購入をした際にすでに手数料が発生している為、現金での返金はされない・基本的には決算総額から返品分を差し引いた金額がクレジットカードに請求される

・返金金額が、翌月分以降のクレジットカードの利用代金を上回る場合、銀行振り込みで返金がされる

・返品処理が遅れると、返金までに長時間かかる事になる

・クレジットカードで購入した商品を返品すると、付与されたポイントは差し引かれる

スポンサーリンク