クレジットカードの国際ブランドとは?選び方も紹介!

スポンサーリンク
国際ブランド

クレジットカードを選ぶのに、どのような点を見て決めていますか?

年会費、ポイント還元率、優待や特典など様々な点がありますが、使えなければ意味がありません。

使えるかどうかを見極める点の一つが、国際ブランドです。

今回は、国際ブランドとは何か、どんな国際ブランドがあるかを解説するとともに、クレジットカードを作る際の国際ブランドの選び方も紹介します。

国際ブランドがあることで、世界中でクレジットカードの利用が可能になる

まずは、そもそも国際ブランドとは何かについて説明しましょう。

クレジットカードの右下に国際ブランドは記載されていることが多い

REX

※画像は公式サイトより

上記のクレジットカードは「REX CARD」というクレジットカードですが、見てみると、カード表面の右上と右下に企業のロゴが記載されているのが見えるでしょう。

一般的に、クレジットカード券面の右上に記載されているのが「国内ブランド」、右下に記載されているのが「国際ブランド」です。

REX CARDの右上に記載されているのは国内大手信販会社の「ジャックス」、右下に記載されているのは国際ブランドの「マスターカード」です。

国際ブランドによって世界中でクレジットカードの利用が可能に

日本国内でREX CARDを利用する際は、加盟店に「ジャックス」「マスターカード」のいずれかのロゴが掲示されていれば、問題なく利用できます。

しかし、海外に「ジャックス」のロゴが掲示されている加盟店はないため、海外でREX CARDを利用するためには、国際ブランドであるマスターカードのロゴが加盟店に掲示されていなければなりません。

7つの国際ブランドを紹介!

カードの束

現在、世界の主な国際ブランドは7種類あります。

ここでは、7つの国際ブランドを順に解説していきましょう。

クレジットカードといえば「VISA」

まずは、クレジットカードの代名詞的な存在である「VISA」です。

日本で最も知られた国際ブランドであるとともに、世界でも最も利用されている国際ブランドで、取引件数では世界の半数以上を占めており、圧倒的なシェアを誇ります。

VISA自体はクレジットカードの発行業務を行なっておらず、各国のクレジットカード発行会社とライセンス契約を結び、VISAの使用を許可しています。

ちなみに、日本で最初にVISAとライセンス契約を結んだのは、現在の三井住友カードです。

VISAと肩を並べる加盟店数を誇る「マスターカード」

次に紹介するのは、「マスターカード」です。

日本ではVISAほどの知名度がないかもしれませんが、世界的に見るとVISAと肩を並べる国際ブランドです。

世界の取引件数はVISAに及びませんが、マスターカードは会員向けの優待・特典がVISAよりも充実しています。

VISAと同様、マスターカードもクレジットカードの発行業務を行なっておらず、各国のクレジットカード発行会社とライセンス契約を結び、マスターカードの使用を許可しています。

日本発の国際ブランド「JCB」

次は「JCB」です。

世界ではさほどシェアが多くない国際ブランドですが、日本ではVISAに並ぶ、あるいはそれ以上の知名度を誇る国際ブランドです。

それもそのはず、JCBは日本発の国際ブランドなのですから。

VISAやマスターカードとは異なり、JCBはライセンス契約だけでなく、自社でクレジットカードの発行業務も行なっています。

日本国内でクレジットカードが使えるところであればJCBはほぼ利用可能です。海外では、日本人観光客の多い国・地域で比較的通用します。

現在では、アメックスと加盟店の相互開放を行なっているため、アメックスの使える加盟店ならばJCBも利用可能です。

ステータスの高い国際ブランド「アメックス」

次は「アメリカン・エキスプレス」(アメックス)です。

元々は荷物の輸送業を行なっていた会社ですが、クレジットカード事業にも参入してきました。

日本では、ステータスの高い国際ブランドとして周知されているアメックスですが、実際に世界初のゴールドカードやブラックカードを誕生させたのもアメックスです。

会社の成り立ちを継承するように、特に旅行・エンターテインメント関連に強みを持つ会社です。

ある意味アメックスをしのぐステータスの「ダイナース」

次は「ダイナースクラブ」(ダイナース)です。

日本において、ダイナースはアメックスほどの知名度がありませんし、加盟店も多くありませんが、ステータスにおいてはアメックスをある意味上回っています。

アメックスもダイナースも自社発行だけでなくライセンス契約も行なっていますが、ダイナースは限られた世界的企業としかライセンス契約を行なっていないため、発行枚数が少なく、その分ステータスも高いです。

アメックスが旅行やエンタメに強いのに対して、ダイナースはグルメに強みを持っています。

中国初の国際ブランド「銀聯カード」

次は、「銀聯カード」です。ぎんれんカードと読みます。

元々は中国のデビットカードブランドでしたが、中国経済の発展に伴い、世界的なシェアを拡大し続けています。

中国人観光客の増加に伴い、日本国内でも銀聯カードの加盟店が増え続けています。

日本国内では、別の国際ブランドの付帯カードとして銀聯カードを発行するケースが多く、三井住友VISAカードでも付帯カードとして銀聯カードの発行を行なっています。

アメリカで強い「ディスカバー」

最後に紹介するのは「ディスカバー」です。

日本でクレジットカードが発行されていませんので、この国際ブランドを知っている人は多くありませんが、日本国内にもディスカバー加盟店があります。

元々はアメリカ国内で広く通用する国内ブランドでしたが、やがて世界進出を果たしました。

JCBと加盟店の相互開放を実施しており、JCBカードを持っている日本人はディスカバー加盟店でも利用可能です。

どの国際ブランドのクレジットカードを選べばよいの?

これからクレジットカードを持とうと考えている人は、ここまで読んで「結局どの国際ブランドがいいの?」と疑問に思うでしょう。

特に海外旅行に行く人は、万が一のために2~3枚はクレジットカードを持っておきたいものです。

ここでは、そんな疑問を解消しようと思います。

とりあえず1枚は「VISA」か「マスターカード」を選ぼう

2~3枚のうちの1枚は、「VISA」か「マスターカード」を選んでおけば間違いありません。

VISAとマスターカードは、日本国内でライセンス契約を結んでいるクレジットカード会社が多いので、選択肢が多いです。

また、国内外に加盟店が多いので使えない心配がほぼありません。

さらに、ショッピングだけでなく現地ATMを利用した現地通貨のキャッシングも、数多くの現地ATMが対応しています。

VISAカードなら例えば以下の記事で紹介している三井住友VISAカードがおすすめです。

クレジットカードの定番「三井住友VISAクラシックカード」を詳しく解説!
三井住友VISAクラシックカードの基本情報 三井住友VISAクラシックカードは、高ステータスなクレジットカードで、条件を満たすと年会費無料...

マスターカードなら、楽天カードが人気でおすすめです。

楽天カードはどれだけお得?全10種の違いとポイントについて徹底解説!
クレジットカードの中でも特に知名度が高い楽天カードは、「ムムッ」というあのCMでもおなじみですね。 ポイントをたくさんゲットしてショッ...

日本人観光客が多い場所への観光なら「JCB」もあり

1枚はVISAかマスターカードにするとして、もう1~2枚をどの国際ブランドにするかですが、ハワイやグアム、パリなど日本人観光客が多い場所へ行くなら、「JCB」を持って行ってもいいでしょう。

JCBカードを持っていれば現地で優待・特典を受けられますし、主要都市にある「JCBプラザ」というカウンターで、様々なサポートやサービスを受けられ、心強いです。

JCBカードは以下の記事でさらに詳しく説明しています。

JCB一般カードのメリットは何?ポイントがお得になる方法も解説!
「JCBカード」と言えば、知らない人はいないくらい有名なクレジットカードですが、「JCBブランドのベーシックなカード」という認識で止まってし...

中国へ行くなら「銀聯カード」は必須

銀聯カード

中国へ旅行やビジネスで行く予定があるなら、「銀聯カード」は必携です。中国国内では、世界最大のシェアを誇るVISAをしのぐ通用率なのですから。

日本で銀聯カードを作る場合、三井住友から銀聯カードが出ています。

≫三井住友銀聯カードの公式サイトはこちら

ステータス重視なら「アメックス」「ダイナース」

ステータスを重視するならば、「アメックス」「ダイナース」もいいでしょう。

特に海外は、様々なところを見て人を判断する傾向がありますので、お会計でアメックスやダイナースのクレジットカードを出せば、見る目も変わってきます。

もちろん、アメックスやダイナースも優待・特典が豊富です。

アメリカン・エキスプレス・カードは以下の記事で詳しく紹介しています。

高ステータスの代名詞「アメリカン・エキスプレス・カード」を徹底解説!
ステータス性の高いクレジットカードとして群を抜いた知名度を持つのが「アメリカン・エキスプレス・カード」です。クレジットカードを持つなら、いず...

まとめ

クレジットカードの国際ブランドがあることで、世界中でクレジットカードが利用できます。

世界には7つの国際ブランドがあって、それぞれに特徴があります。

クレジットカードの国際ブランド選びで悩んだら、1枚はVISAかマスターカードにして、他は自分のニーズによって選ぶといいでしょう。

スポンサーリンク