変更しないとデメリット多数!クレジットカードの名義変更について

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結婚で苗字が変わったり、親の養子から離れる等、色々な理由で苗字が変わると思います。

その際必要になるのが「名義変更」です。結婚で苗字が変わることがとくに多いと思いますが、つい忘れがちになったりしますよね。苗字が変わった事で変更しないといけないものの一つが「クレジットカードの名義変更」です。しかし、これは変更しないといけないものなのでしょうか。

結論から言えば、「変更する必要がある」です。

では、面倒なくスムーズに手続きができるのはどのタイミングでしょうか。

今回はそれを詳しく説明しようと思います。

結婚して苗字が変わったら名義は変更する必要がある?

これは結論から言えば、結婚によって苗字が変わったら名義を変更しないといけません。

ただ、名義を変更してないからといって、いきなり利用停止になるといった事はありません。

クレジットカードには名義変更の義務がある

クレジットカードの規約には「氏名、住所、勤務先などの届けてもらう内容に変更があったら速やかに手続きをしてください」といった意味の文面があります。

名前はクレジット業界では属性情報に分類されていて、申込者が実際に存在してるかどうか、利用代金の支払い能力があるかどうかを知る上での大切な情報です。

※名義が変わった事でクレジットカード会社によってはカード番号や有効期限が変更されたりすることもありますので注意してください。

裏面の署名欄も書き直しておくといい

クレジットの前面はローマ字で名前が刻印されることで、世界規模で保有者が誰なのかがわかるようになっています。そして裏面には直筆で名前を書く署名欄があります。

この署名欄は真っ新な状態に戻してから結婚後の名前を書くことで、万が一トラブルが起きてもしっかりと補償を受ける事ができます。

署名の正しい書き方については下記記事も参考にしてみてください。

クレジットカード裏に署名する理由は?漢字と英語どっちで書くべき?
クレジットカードを受け取った時、まず行うべきこととしては「裏面の署名」があります。「必ず書かないとダメ?」「英語の筆記体でサラサラと書いても...

旧姓のクレジットカードを使用するデメリット

名義変更のやり方を説明する前に旧姓のクレジットカードを使ってるとどんなデメリットがあるのかを知っておきましょう。

結婚をすることで世帯の人数が増えるので、住んでた家を引越すことになると思います。もし今同居していても、将来を考えて新しい家に引っ越すことになることもあるかもしれません。そうなると、名前だけはなく、住所も変わることになります。

当サイトでも触れましたが、住所が変わってしまうと、使用期限等の更新されたカードが届かない可能性が高くなります。そして、旧姓のカードを持って海外旅行に行った場合、今持ってるクレジットカードが身分証明にならなくなります。

情報が更新されたクレジットカードが届かなくなる

名前、住所が変わったのにクレジットカードの情報を変更してなかった場合、クレジットの更新時に更新されたカードが届かない可能性が出てきます。クレジットカード会社にもよりますが、更新は一般的には4年か5年ごとです。

年単位になると、変更されていなくてもクレジットカードは利用できてしまうので登録してる住所の重要さを欠いてしまいがちですが、そのままにしてると更新時にトラブルになってしまいます。更新されたカードが手元に届かないと、当然ですがクレジットカードは使えなくなるので、本末転倒です。

では、もし旧住所にカードが送付されてしまったらどうなるのでしょうか?

不正利用される可能性がある

更新されたカードの受け取りは必ず玄関先で本人か家族のサインが必要になりますので、赤の他人の手に渡ってしまうことは少ないです。しかし、なりすまし等で旧住所に住んでる住人が新しいカードを受け取ってしまったなどのトラブルも起こらないとはいえません。

住所変更も名義変更同様にかなり重要になります。

海外旅行で身分証にならない

日本人にとってはクレジットカードは便利な支払い方法という認識しかないと思います。しかし、海外ではクレジットカードの信用はかなり大きく、保有者の身分証明書になります。どこで利用してもクレジットカードが大きな味方になるんです。

海外ではクレジットがあれば、ホテル宿泊時の信用になる

海外旅行では宿泊はクレジットカードでの支払いが求められます。

ただし、クレジット決済しかできないということはないのでもちろん現金での決済も問題なくできます。しかし、現金で支払うと高額のデポジットが発生する可能性があるんです。クレジットカードは発行した会社で身分を証明されてる人が所有してる証明書になるので、ホテル側も安心して宿泊させることができます。

クレジットの名義とパスポートの名義は一緒にしておく

海外のホテルではクレジットカードと一緒にパスポートの提示も求められます。この際に、パスポートの方が新姓にしてるのに、クレジット側が旧姓のままだと不正利用してると疑われるので、宿泊させてくれない場合もあります。

ホテルだけではなく、クレジットカードとパスポートを同時に提示する事が求められるようなショップではホテルと同じように利用できなくなります。疑われないようにする為にもクレジットカードの名義は変更しておいた方がいいんです。

クレジットカードの名義とカード裏のサインは同じにしておく

旧姓のまま利用してる時に気をつけないといけないのは、カードと署名の名前が異なっている場合です。カードと同じように旧姓でサインをすれば問題はそこまでないですが、新姓で署名してしまうと、不正利用を疑われることがあります。

日本であれば言葉も通じますので説明すれば問題はほとんど起こらないですが、海外だと言葉もあまり通じない事があります。海外で利用する機会がある時にデメリットになることが多いので、名義は変更しておいた方がいいと思います。

入籍後に行う賢い手続き方法

名義を変えていないだけで色んなデメリットがあるので、結婚等で苗字が変わった場合は早めに名義変更をしておくことがベストだと思います。

ただ、名義を変更するにしてもどのタイミングで変えるのがいいのかってなると迷いますよね。名義変更の時に他に必要な事があるのかも気になると思います。そんな時、まずは名義変更以外で変わった情報がないかを確認してください。住所等の変更になってる情報がないかどうかを確認してください。変更事項があると二度手間になるので面倒になります。名義変更の際、クレジットカードの名義変更の前に、他の証明書等から名義変更を行えば、スムーズに変更する事ができるので、普段忙しい人でも仕事に支障になることはありません。

名義以外の変更点があるかどうかの確認

名義変更の前に名前以外に変更されてる事がないかを確認してください。なぜかというと、カードの所有者は名前の他にも届出をした時の項目に変更があった場合は、必ず申告して変更しなければいけない義務があるからです。

名前の他に変更が起こり得る項目は以下になります。

・住所
・電話番号
・銀行口座
・勤務先
・その他入籍後変更したもの

勤務先が変わったり、無職になった場合は限度額を減らされるか、キャッシング枠が廃止される可能性もありますので注意してください。

上記のものはクレジットカード以外の証明書の名義変更手続きにも記載する事が多いものになります。変わった物に関しては名義変更の際に一緒に行ってしまえば、手続きの漏れなんかを減らすことができます。

手続きをスムーズにする手順

以下のような手順で進めれば漏れを無くしながら手続きが進められます。

●住民票
入籍後、住民票を発行しておく
●マイナンバー
市役所に行った際に、住民台帳基本カードやマイナンバーカードの名義を変更しておく
●国民健康保険
同じように市役所で国民健康保険、国民年金の名義を変更するか又は、扶養手続きをする
●社会保険なら
会社に健康保険書、厚生年金変更の連絡を入れる
●銀行口座
銀行に行き、銀行口座の名義を変更する
●クレジットカード
クレジットカード会社へ連絡を入れる
●携帯
クレジットカード、銀行口座等から引き落とされてるのであれば携帯会社へ連絡を入れる
●パスポート
パスポートセンターでパスポートの名義を変更する

一気にやる必要もないのでまずは市役所で行う手続きを行うことを優先させてください。そうすると後の事が楽になります。免許証を持ってる場合は、クレジットカード以外でも銀行口座等の変更には必ず証明書として必要になるので連絡をして変更しておきましょう。

免許証を所有していて、変更を済ませたら、利用代金の引き落としがある銀行で手続きをして、その後、クレジットカード会社へ連絡します。基本、携帯や公共料金の支払いは1カ月に1回なので新しいカードが手元に届いたら早めに連絡を入れて下さい。

一番最後に記載したパスポートに関しては海外に頻繁に行くことがない限りはそこまで急いで変更する事ではありません。しかし、海外へよく行かれるなら旅行の申し込みや航空券の購入の時に提出した名前と出国の時に提出するパスポート名が違ったりすると出国ができない可能性があります。海外に行かれるならしっかり変更しておきましょう。

結婚前のブラック情報は引き継がれるか?

苗字が変わった事で心機一転する気持ちがあると思いますが、その時にふと思うのが過去のクレジットカードにおいてのブラック情報があった場合、それは引き継がれるのかという事ですよね。

ブラック情報で名前が記載されてしまうことをブラックリスト入りと言いますが、ブラックリスト入りしてしまう理由は以下のものがあげられると思います。

・利用代金の頻繁な遅延
・利用代金の長期遅延
・キャッシングの未返済
・カード会社からの強制解約
・自己破産 ・任意整理
・代理弁済等の債務整理

です。

これらの情報は苗字が変わっても基本的には消えません。最低でも5年間は情報が引き継がれるので5年経過したタイミングで情報は消えます。

なお、結婚した場合にクレヒスがどうなるかについては、下記記事にも詳しく書いています。こちらもぜひ確認してみてください。

結婚して姓が変わったらクレヒスはどうなるの?
そもそもクレヒスとは何なのか? クレヒスとはクレジットカードヒストリーを略して通称「クレヒス」と呼ばれています。このクレヒスですが、簡単に...
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