ソラチカカードの特徴とメリット・デメリット

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ソラチカカード

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、1枚で「Oki Dokiポイント」「メトロポイント」「ANAマイル」という3種類のポイント・マイルを貯める事が可能で、ポイントの融通もできるカードです。

今回は、ソラチカカードの概要・メリットだけでなくデメリットも紹介します。

ソラチカカードの概要

まずは、ソラチカカードの概要を紹介しましょう。

ソラチカカード
年会費 2,160円(初年度無料)
国際ブランド JCB
申込条件 18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入がある人、または高校生を除く18歳以上の学生
ポイント還元率 0.5%
海外旅行傷害保険 1,000万円
ショッピング保険 100万円(免責1万円)
搭載電子マネー PASMO

18歳以上であれば大学生や専門学校生でも申込可能なので、申込のハードルはさほど高くありません。

ソラチカカードのメリット

まずは、ソラチカカードのメリットを紹介しましょう。

メリット1:3種類のポイントが貯まる

ソラチカカードを利用すると、「Oki Dokiポイント」「メトロポイント」「ANAマイル」という3種類のポイント・マイルを貯めることが可能です。

JCB加盟店での利用で貯まる「Oki Dokiポイント」

OkiDokiポイント

「Oki Dokiポイント」は、国内外のJCB加盟店で1,000円利用ごとに1ポイント貯まる、JCBカードのポイントプログラムです。

ソラチカカードは「JCB STAR MEMBERS」の対象カードとなっており、年間50万円以上の利用で翌年度は10%のボーナスポイントが、年間100万円以上利用すると20%のボーナスポイントがもらえます。

定期券購入・特定店舗利用などで貯まる「メトロポイント」

メトロポイント

「メトロポイント」は東京メトロのポイントプログラムで、簡単に言うと東京メトロをよく利用する人ほどポイントがザクザク貯まります。

定期券購入では通常の「Oki Dokiポイント」以外にも1,000円に付きメトロポイントが1ポイント付与されますので、ポイント二重取りです。

また、「メトロポイントPlus」という制度に申し込むと、東京メトロの1乗車ごとにメトロポイントが貯まり(平日は1乗車5ポイント、土休日は1乗車15ポイント)ますので、特に休日に東京メトロを利用する人はメトロポイントを多く貯められます。

「メトロポイントPlus加盟店」にてPASMOで支払いを行ってもメトロポイントが貯まります(店舗は200円ごとに1ポイント、自動販売機は100円ごとに1ポイント)。

ANA利用などで貯まる「ANAマイル」

ANAマイル

ソラチカカードは、JCB加盟店での利用で貯まるポイントを「Oki Dokiポイント」「ANAマイル」の2種類から選択でき、ANAマイルを選択すると移行手続きの必要なく自動でANAが貯まります。

さらに「5マイルコース」(マイル移行手数料不要)と「10マイルコース」(マイル移行手数料年間5,400円)から選択可能です。

「ANAマイル」はもちろんANAのマイルで、国内線や国際線でANAを利用すると、飛行距離や運賃クラスなどに応じて貯まります。

ANAの飛行機に乗らない人でも、「ANAカードマイルプラス」(ANA特約店)でショッピングをすると、Oki Dokiポイント以外にも100円~200円当たり1マイルが加算されます。

主なANA特約店は、以下の通りです。

  • セブンイレブン
  • イトーヨーカドー
  • マツモトキヨシ
  • ニッポンレンタカー
  • コナカ
  • スターバックス
  • アート引越センター
  • 高島屋
  • エネオス

メリット2:貯まったマイル・ポイントは融通ができる

ソラチカカードのポイント交換

※画像は公式サイトより

3種類のポイント・マイルが貯まるソラチカカードですが、実際に使う際にも利便性が高いです。

Oki DokiポイントはANAマイル、メトロポイントに移行可能

まず、貯まったOki Dokiポイント1ポイントは、メトロポイント5ポイントに移行できます。

また、Oki DokiポイントはANAマイルにも移行可能で、年間カード利用額に応じてもらえるボーナスポイントとともに、1ポイント→3マイルのレートです。

メトロポイントとANAマイルは互いに移行可能

次に、貯まったメトロポイント100ポイント→ANAマイル90マイルに移行できます。

メトロポイント→ANAマイルへの移行手続きには1か月~2か月程度かかり、移行は月1回のみ可能です。

そして貯まったANAマイル1万マイル→メトロポイント1万ポイントに移行できます。

ANAマイル→メトロポイントへの移行手続きには2か月程度かかります。

メリット3:2種類のポイントモールを利用可能

ソラチカカードは、JCBが運営する「Oki Dokiランド」、ANAが運営する「ANAマイレージモール」という2種類のポイントモールを利用可能です。

それぞれの主な加盟店やポイント(マイル)付与レートは、以下の通りです。

店舗名 Oki Dokiランド ANAマイレージモール
楽天市場 2倍 200円→1マイル
Amazon 2倍 なし
Yahoo!ショッピング 2倍 300円→1マイル
ロハコ 2倍 100円→1マイル
ヤフオク! 2倍 300円→1マイル
ベルメゾンネット 3倍 100円→2マイル

Amazon利用者はOki Dokiランドの利用がおすすめですが、ベルメゾンネットやロハコ利用者はANAマイレージモールがおすすめです。

≫ソラチカカードの公式サイトへ

ソラチカカードのデメリット

一見いいことばかりのように思えるソラチカカードですが、メリットばかりではありません。

デメリット1:還元率は高くない

ソラチカカードで貯まるポイントをOki Dokiポイントにした場合、ポイント還元率は0.5%となり、ごく平凡な還元率になります。

マイル移行手数料5,400円を支払って10マイルコースを選択したとしても、マイル還元率は1%強しかありません。

ANAマスターカードやANA VISAカードのマイル還元率は1.3%以上なので、メトロポイントを貯める機会がない方はANAマスターカードやANA VISAカードを検討してもいいでしょう。

デメリット2:年会費がかかる

ポイント(マイル)還元率がイマイチであっても、年会費が無料であればソラチカカードも非常に強力な武器になるのですが、ソラチカカードの年会費が無料なのは初年度しかありません。

2年目以降は年会費が2,160円必ず発生するので、サブカードとして使うには維持コストが気になります。

家族カードも年会費1,080円がかかるため、家族カードとのマイル合算が可能なソラチカカードでも、そのメリットが半減してしまいます。

デメリット3:一般カードしかない

ANAJCBカード

ソラチカカードのラインナップは一般カードしかなく、ゴールドカードなどの上級クラスが存在しません。

東京メトロのTo Me CARDには「To Me CARD Prime PASMO」「To Me CARD PASMO ゴールド」などのラインナップがあり、前者は東京メトロ乗車時の付与ポイントがソラチカカードよりも多く、後者は自販機や店舗利用時の付与ポイントも多いなど、東京メトロのヘビーユーザー向けになっています。

しかし、ソラチカカードと「To Me CARD Prime PASMO」「To Me CARD PASMO ゴールド」の同時保有はできません。

また、ANAカードには「ANAスーパーフライヤーズカード」「ANA JCBワイドゴールドカード」などの上位カードがありますが、ソラチカカードからのアップグレードはできません。

東京メトロユーザー、ANAユーザーのどちらからしても、一点突破のカードではないのです。

デメリット4:海外では若干不安も

ソラチカカードの国際ブランドはJCBしかありません。

海外で利用する際には、VISAやマスターカードと比較してJCBは加盟店が少ない傾向にありますので、ソラチカカード1枚だけでは不安です。

また、ソラチカカードでは海外旅行傷害保険も心もとないので、この2つのデメリットを補う「エポスカード」「REXカード」を持って行くといいでしょう。

※エポスカードについては以下の記事を参照

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まとめ

ソラチカカードは「Oki Dokiポイント」「メトロポイント」「ANAマイル」という3種類のポイント・マイルを貯めることができて、貯まったポイントやマイルは相互に移行が可能となっています。

ポイントモールも2種類利用可能ですので、3種類のポイントをザクザク貯まることができます。

ソラチカカードは年会費がネックで、一点突破の破壊力もありませんが、東京メトロ・ANA・JCB加盟店をまんべんなく使う方にとっては、総合的に多くのポイント・マイルが貯められるカードです。

≫ソラチカカードの公式サイトへ
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